柏崎刈羽原発周辺の風向き
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水煮タケノコ(福島県南相馬市 平成27年産、非流通品)
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水煮タケノコ(福島県南相馬市 平成27年産、非流通品) 原発事故後4年経過した現在でも、タケノコの出荷制限は 福島県内で11市6町5村 (福島市、二本松市、伊達市、本宮市、郡山市、須賀川市、田村市、白河市、相馬市、南相馬市、いわき市、桑折町、川俣町、三春町、広野町、楢葉町、新地町、大玉村、西郷村、川内村、葛尾村)、 岩手県内3市 (一関市、陸前高田市、奥州市)、 宮城県2市1町 (白石市、栗原市、丸森町)、 茨城県10市3町1村 (石岡市、龍ヶ崎市、北茨城市、取手市、ひたちなか市、潮来市、守谷市、鉾田市、つくばみらい市、小美玉市、茨城町、大洗町、利根町、東海村)、 栃木県4市1町 (日光市、大田原市、矢板市、那須塩原市、那須町)、 千葉県7市2町 (木更津市、柏市、市原市、船橋市、八千代市、我孫子市、白井市、栄町、芝山町)で継続しています。 今回、出荷制限されている福島県南相馬市産の「水煮タケノコ」 を入手測定しました。 タケノコは自家消費目的で生産者が生タケノコをアク抜き後水煮処理したものですが、残念ながら放射性セシウム(Cs137+Cs134)が完全には抜けきらずに残っていました。 前処理 :水煮タケノコをミキサーで細断し、500 ml 測定用平型容器に充填し、NaIシンチレーション式 検出器で50,000 秒測定(2015年5月14日測定) タケノコのアク抜き・水戻しによる放射性セシウムの低減効果について タケノコのアク抜き・水戻しにより放射性セシウム濃度が最大80%も低減すると報告されていますが、方法によっては効果がさほど見られない場合もあるようです。 例えば、アク抜きを切れ目を入れた皮付きのままで実施した場合には、皮を取り除いたタケノコより放射性セシウムの抜けが悪く、更にアク抜き後の水戻しが不十分な場合は、アク抜き時に煮汁に溶け出した放射性セシウムがタケノコ本体から抜け切らないことも報告されています。 長時間のアク抜き・水戻しを徹底すれば放射性セシウムの低減は確かに期待できますが、タケノコ本来の風味も失われます。 いず...
浄水場発生土中の放射性セシウム(阿賀野川と信濃川)
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浄水場発生土中の放射性セシウム 福島第一原子力発電所事故の発生後から新潟市水道局では浄水場発生泥中の放射性セシウム濃度(Bq/kg)をモニタリングしている。 信濃川水系の河川水を水道源水に利用している戸頭浄水場では2014年の冬で中断しているが、福島県会津地方に直結している阿賀野川水系の河川水を利用している満願寺浄水場では調査が継続している。 汚染地帯を源流とし流域に汚染地帯を抱える阿賀野川では、事故後4年以上経過しても河川水に含まれる「濁り成分」に含まれる放射性セシウム濃度はこれ以上低減する傾向は見られず約100Bq/kg程度で推移している。 このデーターから事故の影響は想像以上に長期に渡ることは明らかで、今後も監視が必要となっている。 河川水を介した放射性セシウムの移動は、新潟県内の阿賀野川や信濃川に限らず福島県や関東圏の多くの河川で観察されており、河川水を農業用水や水道源水に利用している限り充分なモニタリングと推移に注目する必要がある。
「新潟県南魚沼市六日町」の土壌汚染
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「新潟県南魚沼市六日町」の土壌汚染 新潟県内で汚染度が最も高いと地域と考えられている「南魚沼地域」の状況を把握するために原発事故から4年を経過した2015年7月7日に、幾つかの土試料をサンプリングし放射性セシウム濃度(Bq/kg)を求めてみた。 サンプリング地点と測定結果 ◎「沿道土壌(国道17号線)」:放射性セシウム合算 762 Bq/kg ◎ 「用水路堆積泥」: 放射性セシウム 合算 436 Bq/kg ◎ 「一般土壌(神社表層)」: 放射性セシウム 合算 138 Bq/kg ◎「河川敷土壌(魚野川)」: 放射性セシウム 合算 45 Bq/kg 魚野川の「河川敷堆積土」は45 Bq/kgで「阿賀野川河川敷土」と比べて低い数値を示したが、神社から採取した「一般土壌」や「用水路堆積泥」、国道17号線の両脇に堆積した「沿道土壌」では阿賀野市や新潟市と比較して高い数値を示した。 南魚沼市六日町地域では、原発事故発生時に広い範囲が中程度に汚染され周囲の表層土が降雨により魚野川へと流れ込み底質土として堆積し、魚野川河川水を利用した農業用水路を介して水田に放射性セシウム汚染泥が現在も供給されているものと推測できる。 「沿道土壌」の比較 :「南魚沼市六日町」と「新潟市」 南魚沼市六日町で採取した「沿道土壌」で 762 Bq/kgと高い汚染を確認した。 「沿道土壌」には周囲から自動車等により汚染土が運搬され放射性セシウムが集積する傾向があり、阿賀野市の事例のように道路近隣の「一般土壌」で放射性セシウムが検出されない場合でも遠距離の汚染地域からの運搬により幹線道路の「沿道土壌」から放射性セシウムが検出されることが多々ある。 幹線道路は市街地の住環境に隣接しており「沿道土壌」が乾燥時に周囲に埃を舞い上げる発生源となっており、放射性セシウムの汚染拡大や将来に継続する被曝防止の観点で重要な対象と考えている。 同時期に新潟...
用水路堆積泥中の放射性セシウム濃度変化
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用水路堆積泥中の放射性セシウム濃度変化(2012年〜2015年) 新潟県阿賀野市内の灌漑用水は、福島県会津地方を源流とする阿賀野川の河川水を利用している。 取水口から離れた末端の用水路では、幹線用水路と比べ極端に流速が落ちるため用水中の濁り成分が沈殿して用水路に「泥」の堆積が発生する。 2012年から支線用水路に堆積した泥中の放射性セシウム濃度を調査しているが、個々のサンプリング地点の放射性セシウム濃度(Bq/kg)が2012年では大きく異なっていたが、最近はいずれの地点も減少傾向にあり約100Bq /Kg程度に低下している。 この調査とは別に、新潟市水道局が実施している阿賀野川河川水を利用した水道浄水場に於ける「脱水汚泥中の放射性セシウム濃度」の調査でも阿賀野川の河川水汚泥の放射性セシウム濃度が約100 Bq/kg程度で安定している。 浄水場発生土中の放射性セシウム(阿賀野川と信濃川) 原発事故初期(2011年)に高濃度に汚染された河川泥が阿賀野市の用水路の各所に沈殿堆積していたが、時間とともに下流へと移動し、現在では何れの地点でも約100Bq /Kg程度まで減少していると考えられる。 確認された減少傾向が今後も継続すれば用水路を介した放射性セシウム汚染泥の水田への流入が「米」への放射性セシウムの移行を引き起こすことは考えにくいが、阿賀野川上流で洪水等が発生することで、下流域に高濃度の放射性セシウム汚染泥が新たに運ばれてくる可能性が否定できないので、今後も継続した監視が必要と考えられる。 ◎用水路堆積泥のサンプリング地点 ①阿賀野市沖通:右岸幹線用水路(大荒川用水路)の支線用水 ②阿賀野市熊堂村新田:右岸幹線用水路(高関用水路)の支線用水 ③阿賀野市法柳新田:新江幹線用水路の支線用水 ④新潟市北区上大月:西部幹線用水路(長浦1号用水路)の支線用水
セシウム汚染泥の距離による変動
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用水路堆積泥のセシウム汚染(西部幹線用水路) 阿賀野市には「阿賀野川土地改良区」が管理する阿賀野川河川水を利用した用水路網が存在する(図参照)。 これまでに、「あがのラボ」では幹線用水路の末端地域の支線用水路に堆積する用水路泥中の放射性セシウム濃度の経年変化を調査してきた( 阿賀野川堆積泥、用水路堆積泥(2012〜2013) )。 その結果、流速が小さい末端支線水路には2年半を経過しても未だに約80〜300 Bq/kgの汚染泥が存在すること、大雨等の気象条件で変動することなどが次第に判ってきた。 今回は、幹線用水路の上流から下流にどのように汚染泥が分布しているかを調べるため、阿賀野市のほぼ中央を流れる「西部幹線用水路ー長浦2号用水路」を対象に、 幹線用水路から水田への取水口付近 の堆積泥を採取し、放射性セシウム濃度を求めた。 なお、測定試料採取日の2014年4月2日で用水路への春季通水は実施されていない。 測定結果 Cs-137+Cs-134 放射能濃度(Bq/kg) ① 阿賀野市寺社 20 ②阿賀野市小境 26 ③阿賀野市下ノ橋 69 ④阿賀野市五郎巻 92 ⑤新潟市北区長場 8 考察 幹線水路取水口近傍の支線用水路に堆積した泥に含まれる放射性セシウム濃度は上流(阿賀野市寺社)から下流(阿賀野市五郎巻)に向けて上昇傾向にあるが、最も下流地域(新潟市北区長場)では極端に低くなっていた。 ...
阿賀野川堆積泥、用水路堆積泥(2012〜2013)
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阿賀野川堆積泥、用水路堆積泥(2012〜2013) 昨年度に引き続き、阿賀野川河川敷堆積泥と用水路堆積泥の定点測定を実施した。 阿賀野川河川敷堆積泥 2013年9月に、 阿賀野市安田運動公園脇の右岸 と 阿賀野市下里(新潟市満願寺浄水場対岸)右岸 から、河川敷に堆積した泥を採取し、乾燥後にふるいに掛けて異物を取り除いた試料を作成し測定検体とした。 今回の試料採取は台風18号の影響で阿賀野川の増水が発生した後に実施した。 福島第1原発で放出された放射性セシウムは、阿賀野川上流域の会津地方に降り注ぎ土壌に沈着し、2011年7月に発生した 「新潟福島豪雨」 によって下流に運ばれて、増水によって冠水した阿賀野川下流域の河川敷に堆積したと考えられている。 「新潟福島豪雨」以後は、下流域の河川敷が冠水する程の増水が発生していないので、堆積した泥の中の放射性セシウムは徐々に物理的半減期に従って減少傾向にあったが、 2013年9月の台風18号による増水で新たに河川敷が泥によって覆われることになった 。 増水の直後にサンプリングした2地点の放射能濃度は約270 Bq/kg と大幅に増加した 。 福島原発事故から既に2年半も経過しているが、阿賀野川を介した放射性セシウムの移動は今もなお発生しており、大雨時には河川の混濁により大量の高濃度汚染泥が運ばれて来るものと考えられる。 用水路堆積泥 2012年に引き続き、2013年6月と10月に 阿賀野市法柳新田、新潟市上大月、阿賀野市熊堂、阿賀野市沖通 の4地点から支線用水路に堆積している泥を採取し、含まれている放射性セシウム濃度を求めた。 阿賀野市沖通 の放射性セシウム濃度は2013年に急激に減少している が、他の3地点は減少が少ないか、逆に増加している地点も存在した。 これらの支線用水路は幹線用水路から距離があり、流速も遅いことが確認されているので、用水路水と共に運搬されてきた泥成分が沈殿しやすい状況にあるのは確実と考えられる。 しかし、阿賀野川から取水された用水に含まれる泥成分が、どの位の時間で末端支線水路に移動しているのかは不明であるため、観察された放射性セシウムの濃度変化の解釈は難しい! ...
道路を介したセシウム移動(沿道土壌調査)
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沿道土壌調査 「あがのラボ」では阿賀野市内の国道49号線(若松街道)、国道290号線、県道27号線、県道55号線、県道255号線などの沿道に堆積している土壌および、道路に隣接する近傍の土壌を採取し、土壌中の放射性セシウムの濃度を調べている。 この調査の目的は、放射性物質が雨や風などの自然現象だけでなく、道路を介した車の移動によって汚染地帯から非汚染地帯へと移動・拡散すると予測できるので、福島県の会津地方に近い位置にあり発災当時には一般土壌の汚染が極めて低い阿賀野市内にどのくらい 道路を介した放射性物質の持ち込 み が発生しているのかを明らかにすること。 サンプリング地点と放射能濃度(Bq/kg) 沿道土壌(黄色)、近傍土壌(緑) 沿道土壌には、福島原発由来の放射性セシウム(Cs-137、Cs-134)が検出されるが、近傍の土壌からは殆ど検出されないことから、道路の両端には周囲よりも多量の放射性セシウム(Cs-137、Cs-134)が存在することが判ってきた。 沿道土壌に含まれる放射性セシウム濃度は、<160 Bq/kg程度で 道路の交差点や坂道の下などで高くなる傾向 が認められる。 沿道土壌の放射性セシウムは、 阿賀野市内の神社・寺院等から採取した一般土壌の放射性セシウム濃度(9〜33 Bq/kg)と比較しても2倍以上の濃度で、福島原発由来の短半減期Cs-134が検出できる。 原発事故初期に、大気中から道路上に降下した放射性物質は雨などにより道路の両側に集積し 側溝 に洗い流されと考えられるが、2年半が経過しても沿道に高濃度で存在することから「初期の降下物」が残留していると考えるよりも、車のタイヤ等に付着した放射性物質が汚染地域から新たに運ばれていると考える方が説明が付く。 沿道土壌と近傍土壌のγ線スペクトル
昆虫飼育マット
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昆虫マット 夏休みの自由研究に使用されるカブトムシやクワガタなどの昆虫飼育用マットをダイソーで入手し、放射性セシウムによる汚染を調査してみました。 昆虫マットには、「腐葉土」や「朽木粉砕おがくず」などが使用されていますので、放射性セシウムによる汚染が疑われています。(多くのメーカーでは、汚染土の高い東日本を避けて、西日本製の「腐葉土」や「朽木粉砕おがくず」を使用しています。) ◎ダイソー昆虫マット(「昆虫マット」高発酵・高栄養・プロテイン配合・腐葉土) 597グラム、50,000秒 Cs-137(検出限界未満、<1.3 Bq/kg) Cs-134(検出限界未満、<1.3 Bq/kg) ◎ハイグレード昆虫マット(「くぬぎ伝説」くぬぎ・ならの朽木を粉砕) 476グラム、50,000秒 Cs-137(検出限界未満、<1.7 Bq/kg) Cs-134(検出限界未満、<1.6 Bq/kg) ※γ線スペクトル上には明確なピークは確認できません。 高エネルギー側のCs-134の領域にはピークは確認できません。 一方、低エネルギー側のCs-134の領域にはBi-214の影響が見られます。 「昆虫マット(朽木、「くぬぎ伝説」)」のCs-137に相当する部位に僅かな膨らみが確認できます。
放射性セシウムが路傍の「コケ」に含まれている
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「コケ」(セシウム汚染の指標) 地衣類やコケが放射性セシウムを濃縮することが報告されているので、阿賀野市に自生している「苔(コケ)」を採取し、γ線スペクトルを観察してみました。 採取した「苔」から土壌を取り除くために水洗いし、水切り後に新聞紙上に広げて乾燥後NaIシンチレーションカウンターで測定し、ガンマー線スペクトルを得た。 γ線スペクトル上には、福島原発事故由来の放射性セシウム(Cs-137、Cs-134)に加えて、宇宙線により大気中に生成する放射性ベリリウム(Be-7)のピークが観察された。 同じ阿賀野市内で採取した「コケ」でも、放射性セシウムが含まれていない「コケ」もあるため、現在 、「コケ」に含まれるセシウム濃度と採取地点との地理的関係から放射性セシウムの供給源を調査中 ! ※大気中のBe-7、天然のラドンやその娘核種は、植物の呼吸によって植物体の葉に取り込まれるため、しばしば植物サンプルのγ線スペクトルに現れる。 半減期の短いラドンの娘核種(Bi-214、Pb-214)はエイジングによって減少するため、γ線スペクトルで区別可能。
土壌試料調製マニュアル
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土壌試料調製マニュアル 土壌サンプルの測定依頼が増加しており、試料調製に関するお問い合わせが多数寄せられております。 「あがのラボ」では、以下の様な 土壌試料調製法 を用いていますので、参考にして下さい! 土壌の粒度 、 土壌中の水分や異物 が測定容器への充填度及び放射能測定値に影響を与えますので、 充分な乾燥 と 粒度の均一化 が必要です。 ① 採取した土壌をトレー上に4〜5枚重ねた新聞紙に広げ、天日乾燥(風乾)。 雨天や冬場には新聞紙に包んで屋内に放置。 時間がない場合には、電子レンジ加熱、フライパン・鍋等に入れての加熱乾燥も可能です。 ② 土壌の塊を移植ゴテ等により細かく砕き、乾燥を促進する! ③ 目視で大きな異物(木の葉、木の枝、草、小石など)を確認したら取り除く! ④ 乾燥がある程度進んだら、ふるいにかけて土壌粒度を均一にする。 ⑤ 移植ゴテ等で上下を混和して土壌の色が均一になるまで乾燥! ⑥ 乾燥土壌をビニール袋に回収する。 ※パウダー状になった土壌は風で飛散しやすいので作業者は注意を払って下さい! ★連絡先 あがのラボ (あがの市民放射線測定室) 担当:村上 0250-62-3102 / 080-3208-6563 E-mail : purplenao@gmail.com Twitter : @purplewatch Facebook : http://www.facebook.com/nao.purpleswan あがのラボ放射能無料検査申込書pdf (ダウンロードしてご使用ください)
冬に向けての定期点検
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測定器のメインテナンス中 気温が下がって、間もなく冬到来の季節となりました。 現在「あがのラボ」では冬期間の測定室気温低下に対応するため、エアコンの設定温度を 18±2℃ に変更しました。 これに伴い、γ線測定器の自然計数を再測定しています。 今回より、検出限界値をより低減する目的で自然計数の測定時間を40,000秒に延長しました。 予定では Cs-134、Cs-137の検出限界が<1Bq/kg となるはずです。 更に、来春には低レベル放射能検出を短時間で行えるように遮蔽の強化を計画しています。 ★連絡先 あがのラボ (あがの市民放射線測定室) 担当:村上 0250-62-3102 / 080-3208-6563 E-mail : purplenao@gmail.com Twitter : @purplewatch Facebook : http://www.facebook.com/nao.purpleswan あがのラボ放射能無料検査申込書pdf (ダウンロードしてご使用ください)
土壌汚染調査(その1)
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土壌汚染調査(その1) 福島原発事故による土壌の放射能汚染を調査するため、阿賀野市及び周辺地域の土壌を採取し放射性セシウムの放射能濃度を求めてみました。 土壌採取は、土壌表面が農作業により撹拌される 畑や水田を避け て、居住地近くにある神社等を選んで、数点からの 表面土(〜深さ5cm) を採取した。 比較対象として、福島県に近く、きのこ等のセシウム汚染が確認されている 阿賀町 の土壌も調査した。 測定結果 阿賀町鹿瀬で採取した土壌からは、放射性セシウムの Cs-137 と Cs-134 が検出され、福島原発事故による汚染が確認できた。 一方、その他の地点では放射性セシウムは検出限界未満か検出されてもCs-137のみで、直接的な福島原発事故の影響を確認できなかった。 検出限界未満となった地点のγ線スペクトル上には僅かではあるが Cs-137 の存在が確認できるので、 Cs-137の起源は過去の原爆実験やチェルノブイリ事故によるもの と推測している。 現時点では、阿賀野市の一般土壌に関しては明確な福島原発事故による汚染が認められていないが、阿賀野市に隣接する 阿賀野川河川敷の汚染 、 かんがい用水路に堆積する汚泥の汚染 が確認されているので、それらの移動拡散による二次汚染に注意を払う必要がある。 測定時間:30,000秒 土壌採取地点 採取日 測定日 放射性セシウム合算 (Bq/kg(乾)) 阿賀野市寺社 2012-10-09 2012-10-18 33 ※ 阿賀野市上江端 2012-10-15 2012-10-18 20 ※ 阿賀野市里 2012-10-19 2012-10-23 15 ※ 阿賀野市小松 2012-10-24 2012-10-29 15 ※ 阿賀野市大室 2012-10-03 2012-10-06 13 ※ 阿賀野市田山 ...
放射性セシウム濃縮測定法の検討
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放射性セシウム濃縮測定法の検討 水道水、河川水、灌漑用水、湖沼水等に含まれる放射性セシウムの濃度は極端に低く、NaIでは検出限界を超えております。 そこをなんとか有意に測定できないものかと濃縮測定法の検討を始めました。 本来は、水試料を 加熱濃縮や減圧濃縮 して放射性セシウムの濃度を高めれば良いのですが、 濃縮過程に時間を要することや測定時に妨害となる岩石由来の天然放射性核種も濃縮してしまう ため、セシウムの選択的濃縮法が要求されるわけです。 そこで、比較的安価な ゼオライト を利用することにしました。 ゼオライト はイオン交換とふるい効果により広いpH範囲でCs吸着能(>90%)を持っていることが知られており、放射性セシウムの除去回収に広く利用されています。 未使用のゼオライト【モルデン沸石、(Ca,K2,Na2)[AlSi5O12]2・7H2O】結晶をセシウム汚染水に投入すると、ゼオライトに包含されていたCa+、K+、Na+が溶液中のCs+と置き換わることで、Cs+の回収ができるわけです。 ただし、 イオン選択性はCs+>NH4+>>K+>Na+ となっており、水中にアンモニウムイオンが多量に含まれる汚れた水やNa+が大量に含まれる海水などでは強く妨害を受けます。 また、 ゼオライト(1g)のセシウム吸着交換能は約100〜200mgCs/gと大きく 、非放射性のCsが含まれていたとしても放射性セシウムはほぼ回収するだけの充分な能力があります。 一定量の水試料に既知量のゼオライトを投入し、撹拌後にゼオライトと水を分離する操作を繰り返します。 最終的にセシウムが吸着濃縮されたゼオライトのみをNaIで測定するという方法です。 「継続的な撹拌法?」「水試料の必要量?」等の問題はいくつか存在しますが実験としてトライしてみます。 計画では、数リットル単位で水試料を交換し、その都度回収ゼオライトのスペクトルを観測して、試料水の必要量を見積もることにしています。 また、事前に測定した精製水洗浄ゼオライトには、天然由来の放射性核種は観察されますが放射性セシウムのピークは確認できませんでした。 ゼオライトが汚染されていないことを確認済みです。 なお、 プルシアンブルー (Prussia...
阿賀野市産の「柿」は大丈夫か?
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阿賀野市産の「柿」は大丈夫か? 阿賀野市産(路地物)の柿を検査してみました。 柿の皮をむいて、ヘタ、種を除去し可食部をサイコロ状に包丁で裁断した後に1リットルマリネリ容器に充填して測定。 柿の果肉は比較的柔らかいので上から圧力を加えて抑えこむとギッシリと充填できます( ミキサー等でジュース状に加工すると、柿に含まれる糖分のため測定中に発酵が生じ、容器から溢れてしまいますのでお勧めできません。 ) なお、用いた柿は渋抜き操作を実施していません! 測定後の柿は、発酵こそしていませんでしたが、表面がジャム化しており容器がベタベタ状態........測定操作は無菌状態で実施しておりませんので 衛生上危険 と判断して廃棄しました。 測定結果 Cs13 7もCs134も検出限界未満で 検出 できませんでした。 また、 γ線スペクトル上にも該当核種のピークは 確認できません。 試料名 採取日 測定日 測定重量 Cs137 (Bq/kg) Cs134 (Bq/kg) 柿(阿賀野市産路地物) 2012-10-20 2012-10-21 904g 検出限界未満(<1.4) 検出限界未満(<1.4) ※測定時間は20,000秒 尚、福島県では、24年産の柿からセシウム合算で最大 87 Bq/kg が検出されています。 ◎ 福島県農林水産物モニタリング情報 ★連絡先 あがのラボ (あがの市民放射線測定室) 担当:村上 0250-62-3102 / 080-3208-6563 E-mail : purplenao@gmail.com Twitter : @purplewatch Facebook : http://www.facebook.com/nao.purpleswan あがのラボ放射能無料検査申込書pd...
秋の味覚の「クリ」検査
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秋の味覚の「クリ」検査 2012年8月〜2012年10月の 福島県のモニタリング結果 を見ると、秋の味覚「クリ」で〜150 Bq/kg、「ミョウガ」〜50 Bq/kg と他の農産物と比較して放射性セシウムが頻繁に検出されています。 新潟県の汚染状況を知るために、 五泉市村松産の「クリ」 と 阿賀野市産路地物「ミョウガ」 を測定してみました。 その結果、いずれも検出限界未満となり「クリ」は栗ご飯に、「ミョウガ」はサラダとお吸い物にしていただきました。 (クリの皮むきは大変な作業でしたが、これが今晩の「栗ご飯」になることを期待して奮闘しました。) 試料名 採取日 測定日 測定重量 Cs137 (Bq/kg) Cs134 (Bq/kg) クリ(五泉市村松産) スーパー購入 2012-10-14 912g 検出限界未満(<1.6) 検出限界未満(<1.5) ミョウガ(阿賀野市産路地物) 2012-10-12 2012-10-13 527g 検出限界未満(<2.8) 検出限界未満(<2.6) ※測定時間は15,000秒 ★連絡先 あがのラボ (あがの市民放射線測定室) 担当:村上 0250-62-3102 / 080-3208-6563 E-mail : purplenao@gmail.com Twitter : @purplewatch Facebook : http://www.facebook.com/nao.purpleswan あがのラボ放射能無料検査申込書pdf