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お知らせ

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お知らせ  昨年(2012年)、「あがのラボ」が独自に調査した阿賀野市内の環境放射能調査について、お話する機会をいただきました。 興味をお持ちの方は是非に足をお運び下さい(無料です)    尚、大変申し訳ありませんが、測定結果の公表が遅れております。 近日中にまとめて公表いたします。

冬に向けての定期点検

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測定器のメインテナンス中    気温が下がって、間もなく冬到来の季節となりました。 現在「あがのラボ」では冬期間の測定室気温低下に対応するため、エアコンの設定温度を 18±2℃ に変更しました。 これに伴い、γ線測定器の自然計数を再測定しています。    今回より、検出限界値をより低減する目的で自然計数の測定時間を40,000秒に延長しました。 予定では Cs-134、Cs-137の検出限界が<1Bq/kg となるはずです。 更に、来春には低レベル放射能検出を短時間で行えるように遮蔽の強化を計画しています。    ★連絡先    あがのラボ (あがの市民放射線測定室) 担当:村上            0250-62-3102  /  080-3208-6563    E-mail  : purplenao@gmail.com    Twitter  : @purplewatch    Facebook : http://www.facebook.com/nao.purpleswan        あがのラボ放射能無料検査申込書pdf (ダウンロードしてご使用ください)
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川の流れにより移動する放射性セシウム(阿賀野川・阿武隈川) 2012年6月10日(日) 夜10時放送の【ETV特集】 で阿賀野市にも関係する「阿賀野川の放射性セシウム汚染の移動」に関する報告がされますので視聴しましょう。 内容は、 福島県を水源とする阿武隈川と阿賀野川の上流から下流まで独自調査した結果、阿武隈川では一日当たり1,700億ベクレルの放射性物質が移動しており、川底の土からは6万ベクレル/kgを超える高濃度の汚染が検出された。 阿賀野川支流では放射性物質の量が、雪解けを挟んで大きく跳ね上がり、粘土鉱物と結合した状態で阿賀野川の河口まで移動する実態が浮かび上がってきた。  …という深刻な事実です! ◎ 【ETV特集】ネットワークでつくる放射能汚染地図6 川で何がおきているのか ◎ YouTube動画   あがのラボ(あがの市民放射線測定室) でも阿賀野川右岸(阿賀野市側)の堆積泥を数点採取し調査しました。 その結果、 阿賀野川河川敷が放射性セシウムにより広範囲に汚染されている ことを掴んでいます(後日まとめて公表します)。 福島県の山林や土壌の汚染が継続する限り、河川による放射性セシウムの移動は今後も継続すると予想されます。  特に、雪解けや梅雨による阿賀野川増水で河川敷の冠水による放射性セシウム蓄積が考えられ、渇水期には放射性セシウムを含む堆積泥が乾燥し風により埃となって周囲に拡散することも考える必要があります。

増え続けるセシウム汚染汚泥

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増え続けるセシウム汚染汚泥      福島第一原子力発電所事故以来、阿賀野市大室浄水場で生じている「放射性セシウムを含む汚泥」の最新検査結果が水道局から発表されました 。 大室浄水場では、阿賀野川水系から取水した水道原水中に含まれる浮遊汚泥等を最終的に天日乾燥床にて回収しているため、汚成分に強く吸着している放射性セシウム(セシウム137+セシウム134)が天日乾燥床に蓄積することになります。      福島第一原子力発電所事故発生時に運用していた天日乾燥床(No.1とNo.2、[4つの天日乾燥床の内、2つのペアでローテション運用])には 高濃度(10,000 Bq/kg以上) の放射性セシウムが検出されました、 その後に運用した天日乾燥床(No.3とNo.4)からは、2桁低い濃度で検出され、減少傾向が見られていましたが、次に運用した天日乾燥床(No.1とNo.2)からは天日乾燥床(No.3とNo.4)と同レベルの濃度の放射性セシウムが検出されており、ほとんど変化していません! 阿賀野川水系の魚や河川底泥、更には流出河口や海底泥から放射性セシウムが検出されていますので、今後も福島県側からの放射性セシウムの移動が続くことが予測されています。      ちなみに、これまでに阿賀野市大室浄水場敷地内に保管されている放射性セシウム量は、総量で 約20憶ベクレル と推計され、今後も増え続けることが危惧されています。 天日乾燥床      運用期間          放射性セシウム(Cs-134+Cs-137)濃度   No.1   平成22年11月29日〜平成23年05月25日       10,000 Bq/kg   No.2   平成22年11月29日〜平成23年05月25日       10,300 Bq/kg    No.3   平成23年05月26日〜平成23年08月18日        145 Bq/kg   No.4   平成23年05月26日〜平成23年08月18日        460 Bq/kg   No.1   平成23年08月15日〜平成23年12月15日       ※140 Bq/kg → 130 Bq/kg(訂正値)...

機器のメンテナンス

   本日はγ線放射能測定器のメンテナンスを実施しているため、検体の測定はお休みです。測定結果の信頼性を担保するための定期的な保守管理です。    なお、測定結果に疑義がある場合には緊急メンテナンスを実施しますが、通常時は2週間間隔でメンテナンスを実施します。

米の産地偽装

やっぱりあった!米の産地偽装 以前から、「福島産のコメ」が産地偽装で一般に流通しているのではないのかという心配がありましたが、ブランド米「新潟県産こしひかり」に原発事故の影響で価格の下がった「福島産ひとめぼれ」を混ぜて、「新潟県産こしひかり」として販売していたことがわかってきた。 この事例が例外的ならば良いのだが実態は詳しく調査されていないのが現実です。 もしも、「福島産ひとめぼれ」が放射能汚染されていたとなったら、問題はさらに深刻となる。 県産コシ偽装、福島米を混入か(新潟日報 5/18) 県警は、昨年3月の東京電力福島第1原発事故による風評被害の影響などで価格が下がったコメを、高値で売れる県産コシヒカリと偽って販売し、利益を得ていた疑いもあるとみて調べている。 市場価格より異様に安い「新潟県産コシヒカリ」や、新潟県産と書かれているが怪しげな業者のお米は疑ってみる必要があるようです。  皆さんの食べているお米は大丈夫ですか?     参考:阿賀野市小浮にある 農業生産法人 百姓一揆 では独自にお米の放射能検査を実施し出荷していますし、 生協パルシステム と提携して「コシヒカリ」を供給している阿賀野市笹岡の JAささかみ のお米は生協会員に届く前に厳しい検査を受けています。  農家の方々もいろいろと努力されているのですが米の産地偽装事件が起きると新潟産米に対する消費者の信頼が崩れてしまうことに...

γ線放射能モニター設置

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γ線放射能モニター設置    アトムテック製ガンマー線放射能モニター(AT1320A) が「あがのラボ」に設置されました。 思っていたより図体は小さいですが、外観の大部分を占める鉛の遮蔽体は想像以上に重い(100キログラム超)  どこかで見たような形だな〜と考えていたら「盆提灯」にも「バクテリオファージ」にも見えないことはない これで、本格的な測定がスタートできそうです。 とりあえず数週間は測定練度を上げるために様々なサンプルを測定してみます。 勉強、見学、冷やかし...いつでも「あがのラボ」にお越しください! 歓迎いたします。(村上)

旅するセシウム

河川から海へ移行するセシウム    関東地方の土壌を汚染させた放射性セシウムが、河川を通じて東京湾に流れ込み、東京湾の海底土の汚染が進行していることが明らかとなった。 東京湾は拡散が比較的少ない内湾なので、今後長期にわたりセシウム汚染が進行すると考えられている。 「江戸前の寿司」が危機にさらされています。 東京湾の海底土のセシウム、7か月で13倍に(読売5/14) 東京湾の海底土に含まれる放射性セシウムが、昨年8月から約7か月間で1・5~13倍に増えたことが、近畿大の調査で分かった。 東京電力福島第一原子力発電所の事故で放出されたセシウムが、河川から東京湾に流れ込んだとみている。 新潟県でも昨年の水害後の8月に阿賀野川流域並びに海底汚泥の調査が実施され、 阿賀野川河口河川底土から82 Bq/kg、阿賀野川沖水海底土で7.2〜146 Bq/kg、関屋分水沖海底土 11.1 Bq/kgの放射性セシウムが検出されている 。 福島県会津地域のセシウム汚染が河川水によって運ばれ日本海の海底土を汚染させていると考えられる。 現実に、阿賀野川水系のフナ、イワナ、ウグイなどからも放射性セシウムが検出されている。 一方、 奥只見湖などの閉鎖系湖沼 に関しては、河川と比べて魚類の汚染進行が急速に進んでいるようです。 福島第一原子力発電所事故に伴う新潟県内の放射線等の監視結果(Ver.2)

放射性セシウム缶

「さけ水煮缶」から放射性セシウム      米国キャンベラ製の食品放射能測定器(NaIシンチレーションカウンター)を使用して、共同購入する全品目を検査している生活クラブが「さけ水煮缶(マルハニチロ食品製造)」からセシウム合計22 Bq/kgを検出したと発表! マルハニチロ食品のさけ水煮缶からは、2012年3月の生活クラブの検査でも18 Bq/kgを検出している。 生活クラブでは一般食品に関しては、国の基準(100 Bq/kg)より厳しい独自基準(加工品:50 Bq/kg)を適用しているが、22 Bq/kgのセシウムが検出された「さけ水煮缶」は出荷することに….. 海や川が汚染されるにつれて、魚類への生物濃縮が確実に進行しているようです。 缶詰に関しては製造年月日の確認が必要ですね。 また、 「さけ水煮缶」は骨も身も食べてしまう食材なので放射性セシウムに加え、放射性ストロンチウム(Sr) も気になるところです。 消費材の放射能検査結果(生活クラブ)

新潟県内農地土壌の放射性物質調査

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新潟県内農地土壌の放射性物質調査 平成24年(2012年)の春の作付けに向けて、新潟県が実施した 「農地土壌の放射性物質調査(定点観測)」 の結果が公表されました。 セ シウム137(Cs-137)とセシウム134(Cs-134)のいずれも検出されている南魚沼市(六日町)では福島第1原発事故に起因する汚染が確認されています。  他の地域のセシウム134(Cs-134)は検出されず(10Bq/kg以下)となっており、このデーターだけでは事故の影響を判断できません。 新潟県内農地土壌の放射性物質調査(2012年04月27日発表) 新潟県内農地土壌の放射性物質調査(2012年04月27日発表)pdf

測定機器の搬入日

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測定機器の搬入日    γ線放射能モニター ATOMTEX AT1320A (NaIシンチレーションカウンター)の搬入日程が5月15日に決まりました。 機器設置後に2日間にわたり機器の初期調整と操作方法のレクチャーを受けます。 NaIシンチレーションカウンターは、高価なゲルマニウム半導体検出器と比べて核種を区別するためのエネルギー分解能は低いですが、γ線の検出効率の高い機器です。 食品等の測定試料中に含まれると予想される天然のウラン系列やトリウム系列の核種由来のγ線の影響や、その寄与の差し引き方等の技術的な疑問に関して質問していく予定です。    γ線放射能モニター 設置後に、しばらくは水試料、食品、土壌等をテスト測定し、測定の練度を高めると同時に、機器の性能を見極めた上で、試料調整等を含めた測定マニュアルを作成する予定です。 あがの市民放射線測定室では、測定器に興味をお持ちの方や、測定室を見学したいと考えておられる方に、いつでも門戸を開放しています。 また、ボランティアも大歓迎です。 お気軽に村上までご連絡下さい。(Tel: 080-3208-6563)

福島の漁業が消える

福島の漁業が消える 福島県が、H24.3.27〜H24.4.9に採取した水産物の放射能測定結果を公表した。 検査された120品中で、放射性セシウムが新基準 100Bq/kgを超えるものが34品もあり深刻な海洋汚染が進行していることが明らかとなった。 漁業再開など夢の夢! 事故の直後で高濃度汚染が確認されていたコウナゴには汚染が見つからず、スズキ、アイナメなどの中型魚やヒラメ、カレイなどの底生魚に汚染が移行しつつある。 また、ヤマメ、イワナなどの淡水魚の汚染も継続している。 福島第1原発に近い広野町の海は他と比べて汚染度が高いようですね! 農林水産物に係る緊急時モニタリング検査結果について いわき市   コモンカスベ 630 (Bq/kg) いわき市   アイナメ 600 いわき市   シロメバル 550 いわき市   シロメバル 460 いわき市   アイナメ 360 いわき市   ババガレイ(ナメタガレイ) 191 いわき市   ヒラメ 170 いわき市   スズキ 169 いわき市   ヒラメ 161 いわき市   マコガレイ 147 いわき市   メイタガレイ 136 いわき市   マコガレイ 115 広野町     アイナメ 1150 広野町    スズキ 540 広野町    キツネメバル 410 広野町    コモンカスベ 410 広野町    マアナゴ 360 広野町    アイナメ 270 広野町    マコガレイ 240 広野町    マコガレイ 225 広野町    クロソイ 158 広野町    ヒラメ 131 広野町    マダラ 101 相馬市    サクラマス 127 相馬市    ヒラメ 126 相馬市    スズキ 115 相馬市    イシガレイ 109 楢葉町    エゾイソアイナメ(ドンコ) 123 楢葉町    ヒラメ 104 南相馬市   ケムシカジカ 105 二本松市(太田川(阿武隈川水系))   ヤマメ 179 猪苗代町(高森川(阿賀川水系))   イワナ 173 猪苗代町(高森川支流(阿賀川水系)) イワナ 138 福島市(摺上川(阿武隈川水系))   イワナ 114