福島県の土壌汚染 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ - 4月 21, 2014 福島県の土壌 阿賀野市の「原発ゼロの会」の視察に同行した際に採取した土壌サンプルの測定結果です。 福島県富岡町では、44万ベクレル/Kgものセシウム汚染土壌が存在していました。 阿賀野市から富岡町に向かう際の高速道PA土壌にも数千ベクレル/Kgの土壌がありました。(写真は津波で破壊された富岡駅) 測定結果の報告書 福島視察.pdf リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
「ND」「不検出」「検出されず」「検出限界未満」の意味 - 5月 17, 2012 「ND」「不検出」「検出されず」「検出限界未満」の意味 現在、国・自治体・民間機関・市民測定所等で食品中の放射能検査が頻繁に実施されています。 公表された検査結果に書かれている、 「ND」「不検出」「検出されず」「検出限界未満」 などの表記をご覧になったことがあると思いますが、検査機関によって表記が異なるので多くの一般市民は混乱してしまうという実態があります。 今回は、 「ND」「不検出」「検出されず」「検出限界未満」の意味を解説 してみましょう! それぞれの表面的意味としては ① 「ND」:Not Detected(検出されなかった) 疑問:ほんとに無かったの? ② 「不検出」:検出されなかった 疑問:ほんとに無かったの? ③ 「検出されず」:検出されなかった 疑問:ほんとに無かったの? ④ 「検出限界未満」:検出できる最小値に満たなかった 疑問:実際はどのくらいだったの? ….となるのですが、いずれも適切な表現ではなく、①〜③は「ゼロ」と思ってしまう方もいらっしゃるだろう! 実は意味するところは全て同じなのです。表現が好ましくないのです。出来れば使用しないでいただきたい。 壊変は確率現象 セシウム137やヨウ素-131等の放射性核種が壊変するのは、いつも一定ではなくて バラツキを持った確率的な現象 なのです。(10枚に1枚は当たるはずの宝くじの末尾賞300円ですが、バラで100枚買っても必ずしも10枚当たるとは限らず11枚の時もあるし8枚の時もある…..) バラツキをもった放射性核種の壊変に伴って放出される放射線を、測定器で観察するわけですから測定値も当然バラツキをもってしまうわけです。 長時間観察したら(大量の宝くじを買ったら)、一定の放射能に収束する(10枚に1枚当たる状況に近づく)わけですがバラツキが全く無くなるわけではありません。 自然計数もバラついている 測定器に検体をセットしていない状態でも周囲にある 自然界の放射線によりカウントされてしまう現象 があります。 これが 自然計数(バックグラウンド) と呼ばれるもので、同様に一定ではなくバラツキを持っています。 測定器に検体をセットした状態では、バラツキを持った自然計数に加えてバラツキを持った検体中の放射性核種からの放射線を同時にカウント... 続きを読む
用水路堆積泥中の放射性セシウム濃度変化 - 7月 29, 2015 用水路堆積泥中の放射性セシウム濃度変化(2012年〜2015年) 新潟県阿賀野市内の灌漑用水は、福島県会津地方を源流とする阿賀野川の河川水を利用している。 取水口から離れた末端の用水路では、幹線用水路と比べ極端に流速が落ちるため用水中の濁り成分が沈殿して用水路に「泥」の堆積が発生する。 2012年から支線用水路に堆積した泥中の放射性セシウム濃度を調査しているが、個々のサンプリング地点の放射性セシウム濃度(Bq/kg)が2012年では大きく異なっていたが、最近はいずれの地点も減少傾向にあり約100Bq /Kg程度に低下している。 この調査とは別に、新潟市水道局が実施している阿賀野川河川水を利用した水道浄水場に於ける「脱水汚泥中の放射性セシウム濃度」の調査でも阿賀野川の河川水汚泥の放射性セシウム濃度が約100 Bq/kg程度で安定している。 浄水場発生土中の放射性セシウム(阿賀野川と信濃川) 原発事故初期(2011年)に高濃度に汚染された河川泥が阿賀野市の用水路の各所に沈殿堆積していたが、時間とともに下流へと移動し、現在では何れの地点でも約100Bq /Kg程度まで減少していると考えられる。 確認された減少傾向が今後も継続すれば用水路を介した放射性セシウム汚染泥の水田への流入が「米」への放射性セシウムの移行を引き起こすことは考えにくいが、阿賀野川上流で洪水等が発生することで、下流域に高濃度の放射性セシウム汚染泥が新たに運ばれてくる可能性が否定できないので、今後も継続した監視が必要と考えられる。 ◎用水路堆積泥のサンプリング地点 ①阿賀野市沖通:右岸幹線用水路(大荒川用水路)の支線用水 ②阿賀野市熊堂村新田:右岸幹線用水路(高関用水路)の支線用水 ③阿賀野市法柳新田:新江幹線用水路の支線用水 ④新潟市北区上大月:西部幹線用水路(長浦1号用水路)の支線用水 続きを読む
浄水場発生土中の放射性セシウム(阿賀野川と信濃川) - 8月 02, 2015 浄水場発生土中の放射性セシウム 福島第一原子力発電所事故の発生後から新潟市水道局では浄水場発生泥中の放射性セシウム濃度(Bq/kg)をモニタリングしている。 信濃川水系の河川水を水道源水に利用している戸頭浄水場では2014年の冬で中断しているが、福島県会津地方に直結している阿賀野川水系の河川水を利用している満願寺浄水場では調査が継続している。 汚染地帯を源流とし流域に汚染地帯を抱える阿賀野川では、事故後4年以上経過しても河川水に含まれる「濁り成分」に含まれる放射性セシウム濃度はこれ以上低減する傾向は見られず約100Bq/kg程度で推移している。 このデーターから事故の影響は想像以上に長期に渡ることは明らかで、今後も監視が必要となっている。 河川水を介した放射性セシウムの移動は、新潟県内の阿賀野川や信濃川に限らず福島県や関東圏の多くの河川で観察されており、河川水を農業用水や水道源水に利用している限り充分なモニタリングと推移に注目する必要がある。 続きを読む
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